家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
かつてYahoo!知恵袋に投稿されて話題を呼んだ相談が書籍化され、さらに映画化されました。 毎日毎日家に帰ると、妻が死んだふりをしているのです。
ある時はワニに食われ、ある時は矢に貫かれ、ある時は名誉の戦死を遂げていた…。 死んだふりはどんどんエスカレートして行き、なぜそんなことをするのか理解できない夫が悩む。
コメディだと思って見始めたのですが、「夫婦」「結婚」「家族」「死」というような、案外重いテーマを持った作品でした。 榮倉奈々と安田顕のキャスティングはとても良かったと思います。
重いテーマが重く感じなかったです。 そして妻が度々口にする「月が綺麗ですね」。 意味を知っている人は早く気づけばいいのにとヤキモキし、意味を知らない人は夫と一緒に「そうだったのか!」と驚ける、その仕掛けがとてもうまく出来ていたなと思いました。